こんにちは、くのいち佐武です。
最近はスマホのアプリでも簡単に画像加工ができるようになりましたね。
ひと昔前に見かけていたような、
「ギザギザの切り抜き痕が見える合成」とかはめっきり見かけなくなりました。
アレはアレで好きです。
(雑コラ好きとしては少しさみしい)
最近で言うところの「加工」とは、主に「盛れる」的な意味で使われている事が多いですよね。
さて、ここで「盛れる」要素を紐解いていきましょう。(対象が人間の場合)
肌や歯が綺麗に見える
目が大きく見える
体型が細く長く見える
しかし出るところは出る
髪の毛が美しく見える
こんな所でしょうか。
対象がモノに変わっても、やる加工としてはあまり差異がないかなと思います。
例)肌や歯がきれいに見える→商品のキズやシミを隠す
ところで、人物をレタッチする時に1番重要な事は何かご存知でしょうか。
それは
客観的な美的バランス
だと私は思っています。
例えば、どれだけ身体を細く見せても、実際の人間だと有り得ない腕の長さにしてしまうとおかしいですよね。
第三者が見て破綻しない人物をデッサンできるかどうか、やり過ぎない程度で止められるか、その辺のバランスが重要だと思います。
今やスマホのアプリで直感的に修正・加工ができるので、専門的な知識や技術は昔ほど重要ではありません。
…と、長々と書いたところで、
「頭領をスマホアプリだけで自然なバランスを保ちつつ美化」してみようと思います。
↓
加工で別人レベルにするのも楽しいのですが、私の好みとしては、
会った時に「実際会うとそうでもないか…な?いや、角度によっては写真と同じかな?(自分の脳内補正が強すぎるのかな?)」
と、見た側が自分の記憶を疑うレベルで済むような、程よい加工加減が好きです。
商品画像を撮影したり加工する時にも、常に「その程度の加工」を心掛けています。
今回の頭領の加工には、SNOWというアプリを使いました。
夜中に頭領を加工していて、途中で「わし何やってんのやろ…」という感情に襲われましたが、そこを乗り越えて何とか完成。
やった加工内容をまとめますと、
・一般的に男性は女性よりも肌がかたく、若くても比較的シワができやすいので、ほうれい線は薄くする程度に。(全消しすると若くなりすぎて不自然に)
・涙袋だかクマだか分からないものは、おじさん感しか出ないので消す。(消したあとアプリの機能で涙袋のみ足す)
・眉毛がないので足す。(見返すともう少し薄くても良かった)
・輪郭の形は変えずに細さを出す。
・ローライトを入れる。
・眉と目の位置を近づけ、額は狭く。
・目は縦幅を変えずに横幅のみ調整。
・実はアイラインを引いている。
・鼻は割とこねくり回した。
・全体的なカラーバランスの調整(フィルター機能、RGB値の修正)。
こんな所でしょうか。
特に難しい事は一切してなくて、アプリのデフォルト機能のみ使用しました。
次回への課題は、先述した眉のバランスと、頬の位置と光の関係で、頬にハイライトを入れたようになっている部分が、加工で更に強調されてしまった事です。
…くっ、まだまだ修行が足りない!
余談ですが、自撮りした写真をアプリなどで加工する時は、自分の顔や身体ほど客観性を失いがちになるので(理想の自分に近づけようとしすぎて人間ばなれする)
まずは他の人で練習を積んで、程よいバランスを身につけてから自分の加工をすると良いと思います。
(※勝手に誰かの画像を拾ってきて加工して、どこかにアップしたりするのは御法度ですよ)
SNSなどで「加工してもいいよ」と、ご自分の画像を配布されている奇特な方もいらっしゃるので、そういう方の画像を有り難く頂戴して練習するのもアリですね!
それでは皆さま良い加工ライフを〜!
おまけ
スカイリムにいそうな頭領
(サルモールの魔術師感)