こんにちは、毎度お馴染み流浪のくのいち佐武です。
先週の11/20、田辺市龍神村にて開催されていた翔龍祭に頭領とふたりで遊びに行ってきました！
龍神村は「美人の湯」の温泉や、龍神杉・桧などの木でつくった家具や木工品で有名なのです。もちろんチェーンソーアートも！
お昼過ぎに田辺を出て、到着したのが14時頃だったのですが…
残念ながら、すでに食べ物が殆ど売り切れておりました。
龍神村はおいしいお店や食べ物が多くて、くのいちは飲食ブースをひそかに楽しみにしていたのですが…残念無念でした。
館内ではしいたけや里芋など、農作物の販売と、木工品の販売もされておりました。
ツヤツヤこっくりとした色合いの、昭和のドラマに出てきそうな、お菓子入れっぽい木の器
（この説明で伝わるのか…）を発見し、
ちょっと欲しいな～あとで買おうかな～と思っていたら、
龍神村森林組合にお勤めの盟友が暇そうに会場警備をしているのを発見し、声をかけてしばし歓談しました。
こじんまりとしつつもやたらとシッカリした造りの建造物の前にいたので、
コレは何かと聞いてみましたらば…
「犬小屋です」
皆さん普通の犬小屋を想像したでしょ？
これがね、違うんですよ。
高校生野球部男子が4人くらいなら入れる大きさの上に、建て方が「人間の住む家と同じ作り方」をしているらしく、
やたらめったらガッチリしています。
何といっても屋根が凄かった。
板何枚重ねやねん！の間に、しっかり防水シートが施工されておりました。
しかも謎の雨樋つき。
「え…この雨樋なに？いる？」と聞くと、
犬舎の企画を担当した盟友いわく、「この雨樋がこだわり」との事。
販売価格は10万と犬小屋にしたら結構びっくり価格なのですが、実はすっごいお買い得で、
実際は20万以上する、との事。
使っている木材ももちろん龍神産のものだし、何より施工してくれた大工さんが
「犬小屋にここまでやるか。アホやで。」
というくらい、ガチで本気で作っているそうなのです。
通りかかる熟年カップルの、
「ワシ追い出されたらここ（犬舎）へ住めるな…」
「あんたそうしいや」
という何とも寂しくなる会話を聞いていると、メインステージの方では龍神木材のセリが始まりました。
ふと気づくと、頭領がイスに座ってセリを楽しそうに眺めております。
少しセリの様子を見てから頭領に近づいてみると……
落札しとる！！！
ちゃっかり龍神木材を落札しておりました。
「俺さ～これでも考えて落としたんやで。ちょっと欲しいのあったんやけど、
大きすぎて車に乗らんから怒られるな～て思って我慢した！えらいやろ！」
（言外に褒めてくれと言っている）
そんな頭領の戦利品がこちら。
2つあわせても1600円くらいかな？
くのいちも材木の価格はよく分かってないのですが、
お土産屋さんなんかで見る価格と比べると、実にお買い得という事だけは分かります。
板の方はカッコいい看板になりそうだし、丸い方はスツールになりそうですね。
これから乾かしてヤスリがけするそうです。
にんじゃ屋敷に木の香りがするスツールが置かれるのを楽しみにしているくのいちなのでした。
