※今回の記事はセンシティブな内容を含みますので、気分を害される方もいらっしゃると思います。無理して読まずに、嫌だな〜と思ったら離脱して下さい。
(株)にんじゃでは、2人揃って出張に行く事もあります。
その時はたまたまホワイトデーシーズンで、人がとても多い梅田の某百貨店に居ました。
人が多い場所では、身体が大きい頭領が先行し、その後ろを私がコソコソとコバンザメスタイル…が多いのですが、その日はホワイトデー用に設えられたお菓子売り場にテンションの上がったくのいちが先行していました。
人の多い場所で進む場合、実は身体の小さい人は有利なんですよね。頭領なら「すいません」と声かけして退けてもらわねばならない隙間の場合でも、スッスと通れるケースが多いからです。(頭領と私のような凸凹コンビの場合、自分しか進めないので先駆けには向いておりませんが)
しかもくのいちを自称しているだけに、存在感の薄さには定評があります。
飛び石を飛ぶように人混みの隙間を縫って、ポッと空いた空間で頭領を待っていると、何だか複雑な表情をしながらこちらに向かってきます。
《あ、人混み苦手やのに悪いことしたかな…》と思った時、
「おしり触られた〜」
と、何とも複雑な表情で衝撃の事実を告白してきました。
頭領には大変申し訳ないのですが、気遣う前に笑ってしまいました。
頭領を知らない方に説明しますと、見た目はプロレスラーみたいなおじさんです。
プロレスラーと言っても、ムキムキ見せ筋系ではなく、昔ながらのレスラー的な、筋肉の上に脂肪が乗っかった堅太り系です。
身長も178cmくらいあります。
ほんとコレ、性別逆だったら炎上するレベルの発言なのですが、
「え、誰かのカバン当たったとか、混んでて接触してしまったとかじゃない?」
と聞いてしまいました。
つまり「勘違いじゃねーの」と言っているのです。
(頭領あの時はごめんよ)
「ううん〜だって下からペロンって触られた」
頭領には悪いのですが、しばらくゲタゲタ笑ってしまいました。
頭領も堪えられない様子でフスフス笑っています。
「えっ!て思って振り返ったらおばちゃんがおって、目あったら《キヒヒ!》て笑って去ってった」
何それ怖!でもちょっと妖怪みたい…とまた笑いそうになるのを堪えつつ、
「大丈夫?いまその人近くにおらん?」と聞いたら、
「俺ら来た方向と反対へ逃げてったから大丈夫〜
ただ、こんなんされたの初めてやからビックリしてるし、敢えて俺を触るって所がちょっと笑える」
「女の人チカンされて怖くて動けんて聞くけど、ほんま怖いわな…」
との事…
何となくですが、そのおばちゃんに常習性を感じました。
下からペロンと触って、目が合っても笑って去っていくなんて、プロの犯行としか思えませんよ…
きっとその人は、混んでいる場所に現れては男性のお尻をペロンする事を生きがいにしている犯罪者なのでしょう。
※ブログネタにしていますがチカン行為は犯罪です。
こういう時、その場の人(この場合だと百貨店の人)に言って「こんな危険人物おるよ!」と注意喚起する事も大事なのでしょうが、その時は全くそんな事思いつきもしませんでした。
いま時間が経って振り返っているので「あのとき言えば良かったな」と思うのですが、衝撃やら頭領には悪いけど笑えてくるやらで、思考力を完全に失っていました。
しかしこういう事もあるので、人混みでは頭領先駆けくのいち殿スタイルが良いのかもな…。
本当は痴漢行為がこの世からなくなるのが1番良い事なんですけどね。