前のめりのしのびのブログ

yahoo!ショッピングでお店を持っている人のブログ。日常とゲーム日記です。

くのいち、えべっさんで恥をかく

こんにちは、前のめりのしのびYahoo!店、店長のくのいち佐武です。

以前からRの方ではブログを更新していたのですが、
Yahoo!店にもブログを設置できる事を今更ながら知って始めた次第です。

お店の紹介よりは、徒然なるままに日常を記している内容となりますので、
お気軽に読んでもらえればと思います。




西日本では1/9・10・11に、「十日えびす」というお祭りがあります。


昨年は特に面白い事もなく、ふつーーにお参りして帰ってきたのでブログには書かなかったのですが、
今年は10日まで弊社がおやすみを頂いていた上に、11日(今日)は頭領が出張!


…という事で、えべっさん最終日で「残り福」の本日、
初詣にも行ってない罰当たり系にんじゃ・くのいちが1人で近所の氏神さんに行って参りました。


「ちょうどええわ、初詣も兼ねて行こう~」と、
お賽銭用の小銭と、濡れた手を拭く手拭を用意して、
車で片道10分ほどの氏神さんへ向かったくのいち。


こちらはお馴染みの「♪しょーばいはんじょで ささもてこい!」
…という、にぎやかだけど、ずっと聞いているとカオスな気持ちになってくるBGMもかかっておらず、
落ち着いた雰囲気のえべっさんとなっておりました。

海からほど近く、西日が差し込むと神々しくて美しい神社なんですよ。
秋にはお祭りもあって、子供の頃は楽しみにしていたものです。



まずは鳥居の前で一礼してから手水の所で手を洗って、用意してきた手拭で手を拭きます。

そして先にお参りを済ませてから、福笹や熊手、お守りや飴ちゃんのコーナーに移動しました。


小さくてかわいい熊手を見つけたので、
法被を着たおじさんにお願いして、財布のお札の部分を開けて固まりました。


夏目漱石が1人しかおらん!!!



散々、お賽銭用の小銭や手拭など、準備万端なつもりのくのいちでしたが、
肝心の大きいお金を補充するのをすっかり忘れていたのです。


かわいい熊手を用意してくれているおじさんに慌てて

「ひっ!!!お金持ってくるの忘れました!すみません!」

と謝りつつ、頭の中は「この少ない所持金で何を頂けるか」を必死で考えております。


「どうしよう…考えろ…ていうか恥ずかしい!何やこれ!わしのアホ!」

と心の中で最大にテンパりながらも
じりじりとお守りや飴ちゃんコーナーににじり寄っていると、

しばしの沈黙のあと
中に座っている方々(氏子さんや町内会で持ち回りの役員さんと思われる)が口々に

「おみき飲んでいきや」

「福引引いていきや」

「飴ちゃんどうな?」


…と、言葉をかけてきてくれるのですが、

くのいちの頭の中は
「まだ何も頂いてないのに福引だけひかせてもらうわけにはいかない!(そもそもこの所持金で何が頂けるというのかね)」
という思いが浮かび、


「いえいえ!そんな!いいです!コレなもんで!(ハンドルを回す仕草)」


と、言ってる間に
なで肩から鞄がずり下がってきて内容物が落ちそうになり更にテンパり、


「いやいやでもガラガラはやっていき!運試しやで!」

「飴ちゃんどうな?」(3回目)


…と、皆さんなかなかの押しの強さ!


一旦落ち着くためにも、ガラガラ(福引)をやらせて頂く事にしました。





やっと福引の所に来た私に、ガラガラ推しのおじさんが

「もしかしたら一等出るかもしれんで!楽しみやな!」

と話しかけてくれます。



まだ「この所持金で何を頂けるか、いい大人なのに財布に千円しか入れてないとか恥ずかしい」
という考えに支配されているくのいちは、
神妙な面持ちでガラガラを回す事しかできませんでした。






カッツーーンと勢いよく出てきたのは、赤い玉でした。


「…残念賞やな…」


こうやって思い返すと一連の流れは
まるでコントのようなのですが、その時はそんな余裕はなかったです。

残念賞のティッシュ箱とお餅を頂き、
やっとこの所持金でも頂けるお守りを見つけ、無事に頂いて参りました。


本年もスマートさとは程遠い一年となりそうです。


有名な歌で「財布をわすれて 愉快な〇〇エさん」とありますが、
実際やってみると全く愉快じゃないですね。

冷や汗しか出ませんよ。恥ずかしいですよ。


そろそろ「年齢に応じた落ち着き」を身に着けたい…と切実に思うくのいちなのでした。